京都の舞妓さん・芸妓さんで遊ぶ
舞妓さんと芸妓さん
京都を代表する“動く観光スポット”と言っても過言ではない舞妓さんと芸妓さん。
「舞妓」「芸妓」という名称は誰もが聞いた事がある事と思いますが、正確にはどういった事をする人達なのか分からない人も多いと思います。
正確な知識を持っていない人の中には、風俗嬢のように“体を売る商売”の女性だと勘違いしている人も多く、間違った「舞妓」「芸妓」像を抱いてしまっている人もいます。
「舞妓」というのは「芸妓」になる前の女性の事で、平たく言えば『芸妓見習い』といった立場の少女の事です。
この「舞妓」の段階でお座敷での接客方法や必要な芸事を学びます。
「舞妓」は“襟替え”という儀式を経て、より高度な芸を披露する「芸妓」へと生まれ変わります。
お座敷遊びの敷居は高い
幼い頃から接客作法と芸能に打ち込んでいる舞妓さんや芸妓さんとお座敷で遊べるようになるのは、大人にとってステータスの象徴とも言えます。
その分、そういったお座敷遊びを実際に行なえるようになるには色々と乗り越えなければいけないハードルが多く、簡単には行なえない遊びとなっています。
舞妓さんや芸妓さんと遊ぶ“お座敷”とは「お茶屋」の事を指すのですが、京都のお茶屋には『一見さんお断り』という厳しいルールがあります。
このルールをまずは乗り越えない限り、本格的なお座敷遊びは出来ないのです。
観光ツアーを利用する
『一見さんお断り』というルールが設けられている京都の花街では、いくら大金を持っていたとしても“一見さん”である限りお茶屋の中には1歩たりとも入る事は出来ないようになっています。
では、ごく普通のサラリーマン家庭の一般人が、舞妓さんや芸妓さんと遊ぶ事は絶対に無理なのでしょうか?
実は、観光ツアーのプログラムの中に、本物の舞妓さんや芸妓さんと一緒にお座敷遊びが体験出来るプログラムを用意しているツアー会社がいくつかあります。
そういった観光プログラムを利用すれば、舞妓さんや芸妓さんの芸の一端を楽しむ事が出来るのです。